無いやろ!!
さあ、いきなり意味不明な雄叫びから失礼しました。テーマはもちろん今MTG界をいろんな意味で騒がせている「相棒」です。
EDHでジェネラルがいないぐらい、今のデッキに相棒を入れないことはありえない。そんな新システムについてお話ししたいと思います。
この先、斬新なデッキレシピを公開するわけでも究極のコンボを紹介するわけでもなく、うだうだ語るだけなのでお暇な方はお付き合いください。
4版からMTGと共に生きてきた者として、この相棒というシステムはかなり大きな変化だと捉えています。ただし、私は肯定的な意味での変化と受け止めていて、これを機にMTGから離れていってしまうのはもったいないと考えています。
新しいエキスパンションが発売されるたびに様々な強カードが現れ、これまでのメタゲームを覆し、トーナメントをそのカード一色に染め、〇〇が入っていないデッキは紙の束と言わしめ、そのカードの使用率が基本地形を上回り、そして勝ちたい者はそのカードを手に入れ、MTGを楽しみたい者はこんなゲームはつまらないとデッキを手放してきました。
今回もそんな歴史を繰り返し見ている気がします。
いや、相棒はそもそもゲームを変えるようなルールのねじ曲げ方をしているから、ただの強カードとして終わる話では無いとおっしゃる方もいるでしょう。
ですが、使えるカードが増えていくトレーディングカードゲームの宿命でもあり、黄金律ともいえる原則、「カードはルールに優先する」がある限り、常にゲームは変わっていきます。
問題はその変わり方が「好きか嫌いか」にあると思っていることです。
実はその変わり方が本当に嫌いかどうかなんて、すぐにわからなくて、やっているうちに慣れてきたり好きになることが結構あります。
ただ、誰しもが現状を気に入っていればいるほど変化を嫌う傾向にあるそうです。
私もミラディンブロックで新枠が発表された時は引退しようか本気で考えました。
今となってはしょうもないことですが、それぐらい変化が受け入れられませんでした。
しかし、親和や歯爪を使っているうちに慣れてきて、なんとも思わないようになりました。
他にも様々な要素が増えるたびに一喜一憂してきましたが、全部やってるうちに慣れました。
慣れは飽きに繋がるため、革新的な変化が必要です。
MTGプレイヤーの皆さんがこの変化を楽しみ、世界がマナで溢れんことを。