香川県でネット・ゲーム依存症対策対策条例を制定を進めています。
ゲーム規制条例だとこの条例を批判している意見として、規制されると余計になんとかゲームをしようとする、ゲーム時間を制限しても勉強時間は増えないなど、様々な意見が出されています。
確かにこの条例の効果についてきちんと仮説や検証がなされているかは疑問があります。
効果のない条例には意味もありません。
しかしこの点のみに焦点を当てて、この条例は意味がないと断じてしまうには少し早い気がします。
なぜならこの条例をはゲーム規制条例ではなく、ネット・ゲーム依存症対策条例だからです。
つまり、勉強時間を増やすためにゲームの時間を減らす事が目的ではなく、社会的に問題となっているゲーム依存症への対策がこの条例の目的になります。
結局一緒じゃないの?と思いがちですが、今問題となっているゲーム依存症になることを防止するために条例を制定することは、何かしらの対策をとろうと考えた先行事例になることに意味があります。
この条例は家庭への介入だと批判する声も上がっています。最もなご意見だと思います。
しかし、その家庭にまかせている現状でゲーム依存症が増え続けている今、何らかの対策が必要ではないでしょうか。
もちろん対策は条例とか政策に限った事ではないので、対策は必要だけどこの条例ではないという道理は通ります。
もしそう主張するのであれば、何か代替案を示すべきではないでしょうか。条例の是非を問う場であればなおさらです。
対策は必要だけどこの条例はイマイチ、でも他に方法は思いつきません。
1つの意見としては十分だと思いますが、対策をする立場の人の発言だとすると物足りなく感じるのは私だけでしょうか。