賢者の小石

あらゆるジャンルのちょっとしたネタをどうぞ。

パリンクロンと私

マジックをはじめて何年ぐらい経ったか、友人に誘われて初めて構築の大会に出ることになった。

レギュレーションはスタンダード。

当時の使用可能エキスパンションはテンペストブロックとウルザブロック。

 

当時の私は青白パーミッションが大好きで、サブのデッキは色々作っていたが、メインデッキはいつもそれでだった。

 

初手にカウンターと島2枚があると精神が非常に安定する、どカウンター使いであった私は、引き寄せられるようにしてデッキに入れたのはパリンクロン。

 

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瞬速というキーワード能力がなく、インスタントタイミングで唱えられるクリーチャーも限られていたこの時代に、ほぼ隙がなく唱えられるパリンクロンはまさに青使いが待ちに待った幻獣だった。

 

そして、青白使いの頼りになる相棒といえばこれ

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そうラスゴ。

ビートダウンには一旦落ち着いてもらおう。

 

そしてパリンクロン様を引けない、そんな引きが弱い時にも優しくあなたをサポート

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呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!的なイラストが印象的な隠れ石。

 

これがなきゃ始まらない定石

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対抗呪文!

 

ただでカウンターできるなんて最高じゃないか!

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巻き直し!

 

こうして、私はお気に入りのカードを詰め込んだご機嫌なデッキを手にして意気揚々とトーナメントに臨んだ。

 

初戦。

ビートダウン相手に1:1にもつれ込み、最後は相手が土地事故を起こしてごっつぁんです。

 

ヒリヒリした緊張感…これがバトルか!

なんてデュエマっぽいセリフが頭によぎるぐらいに酔いしれていた私の頭を一気に覚ました2回戦。

 

相手は黒

出したカードは…初めて見るカードだ。

どういう効果なんだ?

相手の説明を受けて、されるがままに動いていると負けていた。

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この経験は私を1つ成長させてくれた。

 

この後、私はピットサイクルを組むことになる。

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そう、私はmtgの暗黒面に堕ちたのだ。

もうこの世界を知ってしまったら、元の世界には戻れない。

だが、後悔はない。

行き着くところまで行こうじゃないか。

 

つづく