賢者の小石

あらゆるジャンルのちょっとしたネタをどうぞ。

超文具批評 第2回 Craft Design Technology Scissors

 

あくまでも私の主観と偏見に基づく文房具批評としてはじめる『超文具批評』

 

第2回目は、Craft Design Technology(クラフトデザインテクノロジー)のScissorsです。

 

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そう、これは見ていただいてわかるように、イケてるハサミです。

私はこの形や鋭さに惹かれてこのハサミを購入しました。

 

クラフトデザインテクノロジーは日本随一のデザインステーショナリーブランドです。

ハサミ以外にも様々なステーショナリーを発信していますが、どれか一つを推すなら私はこのハサミを選びます。

 

このハサミのデザインの素晴らしさは後で詳しくお話ししますが、まず特筆すべきはそのお値段です。

 

なんとお値段5,000円(税抜き)

 

相場が1,000円以内のハサミ市場でかなり強気の値段設定と言えます。

この値段だけを聞くと、ちょっとブランド感を出したいだけのお高くとまったプロダクトデザイン集団と思われる方もいるかもしれません。

しかし、クラフトデザインテクノロジーの全ての商品が高額というわけではありません。

このお値段にはそれ相応の理由があります。

それでは早速評価に移りましょう。

 

評価指標は①使い心地②デザイン③持ちこなし

の3つで、5段階評価を行います。

 

①使い心地

⭐️⭐️

普通のハサミ以下です😅

まず重い

このハサミ、総ステンレス製なので重量が半端ない!この重さ故に取り回しが悪く、何を切るにしてもハサミさばきがもたつきます。

切れ味や切る感覚はなかなか良いのですが、特別して良いかと言われると疑問があります。

もし使い心地を求めるのであれば、このハサミを購入してはいけません。

このハサミの真骨頂はここではないのだから…

 

②デザイン

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

完全無欠

そもそもデザインに惹かれて買ったのだから、この評価は当たり前といえば当たり前ですね。

デザインと言えば見た目のことを指すのが一般的ですが、その製品が生まれた背景や産地なども広い意味でデザインと言うこともできます。

実はこのハサミ、刃物の産地で有名な岐阜県関市で一丁一丁製造しているそうです。

 

つまりほぼ刀!

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刃のヘアライン加工も決まってます!

もはや逆刃刀ですよ!

そう真打です!

 

刃が重なる留め具の無骨さがまたたまらない!

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そして全体の形でブランド名であるクラフトデザインテクノロジーの頭文字CDTを表す演出も憎いですね。

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唯一、欠点と言えば、持ち手にあるブランド名とメイドインジャパンの文字がプリントのため、使用しているうちに削れてしまうことです。

 

それ以外は文句なし!

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③持ちこなし

⭐️⭐️⭐️

まずまず

ハサミはなかなか持ち歩かないので、この場合の持ちこなしは他の文房具との相性で決めます。

見ての通りシンプルなデザインで色味もシルバーのため、どんな文房具でも合わせる事ができますが、やはり単体でのインパクトが強いので、良くも悪くも目立ってしまいます。

これを持ちこなすにはそれ相応のステーショナリーが必要になるため、⭐️3つにしました。

 

例えばこんなペンたてなんかはどうでしょう。

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まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

このハサミに惚れた私が言いたい事を言っただけの評価ですので、別の意見もあると思います。

しかし、誰がなんと言おうと私はこのハサミが好きですし、ここ一番という時はこのハサミを使っています。

普段は安くて使いやすい汎用品を使っています✂️

 

それはさておき、もしこの記事を見てクラフトデザインテクノロジーのハサミを使ってみようと思った方がいらっしゃったら、ステーショナリスト冥利に尽きるというものです。

それではまた次回の超文具批評でお会いしましょう。