賢者の小石

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これからの『正義』の話をしよう 書評

2010年に出版されたマイケル・サンデルの本です。

私なりの感想を述べてみたいと思います。

私が重要だと感じたポイント
  • 正義の正体
  • 被害なき憤り≒正義
  • 無知のヴェール

 

正義という概念をどのように定義しているのか、そもそも定義することができるのか。

正義という言葉は知っているけど、何をもって正義とするのかは誰が決めるのか。

そんなことを考えていた私にとってこの本のタイトルは心に突き刺さりました。

 

皆さんは正義について考える事はありますか?

例えば、凶悪な犯罪や詐欺などの事件を見聞きした時に憤りを感じたりしませんか。

 

普段から常に正義を意識しているというより、何か正義ではない事に出会ったときに、強く正義を意識するのではないかと思います。

 

自分は何を正義と感じているのか、世界は何を正義と認めているのか。

そんなことを考えて何になるのか、何かにならないと考えないのか。

難しいことはともかく、正義と言う言葉に惹かれたら読んでみる価値はある本だと思います。

 

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